2009/09/12

巨大アヒルちゃんを表現する新聞社の言葉の品位

「水都大阪2009」 "Aqua Metropolis Osaka 2009"のイベントのひとつ『アヒルプロジェクト2009』 "Rubber Duck Project 2009" が話題になっています。このブログも、アヒルちゃんに関して検索からアクセスしてくださる方が爆発的に増えて、ここ2・3日驚いています(@_@) ブログのタイトル通り「心おもむくままに」アヒルちゃんのことを記事にしていますが、まずは公式サイトを読むが一番です! 公式サイトから、ちょっと引用してみます。

アヒルプロジェクト2009 Rubber Duck Project 2009
世界を旅する巨大アヒルちゃん、大阪にあらわる!
オランダの若手アーティスト、F・ホフマンの作品『ラバーダック』を、大阪・中之島付近の河川上に展示します。高さ9.5m、幅9.5m、長さ11mの子アヒルのオブジェが出現します。

CONCEPT
このフローティング・ダックは、政治的意味合いで分割される国境など、この世に存在しないことを知っています。
そして、このアヒルが持つ、世界の緊張を和らげる癒しの特性は、あらゆる世代に優しく、親しみやすく受け入れられることでしょう。

2007年より、ラバー・ダックは世界中に浮かべられてきました。オランダ、フランス、ブラジル、そして日本へ。

ラバー・ダックは、オランダ人アーティスト、F・ホフマンの作品です。詳細情報はwww.florentijnhofman.nlをご覧下さい。
(プロジェクトサイトより引用)



インターネットの新聞社のニュースサイトでも報道されています。
しかし、同じ新聞社でも、地元の関西発と全国版では、どうしてこんなにアヒルちゃんを表現する言葉が違うのか? 驚きの事実があります。
畿内國和御魂ブログ」の幸玉さんが記事にされていたので、私も確認してみました。


関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) (2009年9月10日)
『高さ9メートル超、巨大アヒルが大阪・大川に登場』



全国版 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) (2009年9月10日15時26分)
『「人を食った」ほどの巨大アヒル出現!』



全国版の見出し、「人を食った」ほどの巨大アヒルって、何!ヽ((◎д◎ ))ゝ
写真の説明では、「出た!大阪の大川に突如出現した巨大アヒル」って、お化けじゃですよヽ(`Д´)ノ
イベントの説明でも、「明治時代、淀川の改修を手がけたオランダ人技術者ヨハニス・デ・レイケにちなんで、同国の芸術家F・ホフマン氏に制作を依頼した。」と書いてありますが・・・

この巨大アヒルちゃんは、2007年から世界を旅していて、途中、水都大阪2009を開催している大阪の中之島に寄ってくれているのです。イベントのために大阪が制作を依頼したのじゃありません! それに、イベントのメイン会場、中之島近辺のビル街の写真をわざわざ削る必要があるのでしょうか? 川からも陸からも大阪を観光できる「水陸両用バス」(日本初です)が前を通る瞬間を撮ったカメラマンにも失礼じゃないですか。こういう対象物があって、初めて巨大アヒルちゃんの実際の大きさもわかるというものです。

どういう意味をこめて、「人を食った」と表現したかは真意はわかりません。

でも、この大阪の川でぷかぷか浮かぶ愛らしいアヒルちゃんに「人を食った」という表現は適切ではありません!


読売新聞では、他の記事でも「人を食った」という表現を使っているのか検索してみたところ、麻生氏が総理だった時のコラムがありました。

日曜コラム : 企画・連載 : 北海道発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(2008年9月28日)
『首相の言葉の品位』


健康法を、「はい、強いてあげれば人を食っております」と言った吉田茂のエピソード。巨大アヒルちゃんを「人を食ったほどの」と書いても独特のユーモアとはとれません。

「大阪蹴落としの空疎な言葉の羅列にとどまれば、支持は決して広がるまい。」
(↑コラムの文章を借りての、読売新聞に対する私からの皮肉です。)

読売新聞の記者にも『言葉の品位』が必要だと思います。



【追記】
幸玉さんのブログのコメントに書いたのですが、ここにも載せておきます。

「人を食った」と書いた記者は、「食うか食われるか」という、殺伐とした環境の中にいるんですよ。ストレスが溜まってるんでしょうね。こういう方にこそ、かわいいアヒルちゃんを見て癒されて欲しいと思います。
アヒルちゃん、「目の中に入れても痛くない」ほど私はかわいいと思っているのですが、あまりに大きいので「食べられてしまってもかわまない」と思っています!
(o^-')b



【追記2】
同じ新聞社でも、朝日新聞のニュースサイトではこのように書かれています。これこそが、「記者」という「文章でメシ食う」職業の方が書かれた記事だと思います。
大阪浮上の夢膨らむ 巨大アヒル、水都にぷかり


朝日新聞では、関西のニュース一般では、記事のタイトルが以下のようになっているだけです。
『夢膨らめ 巨大アヒル、水都にぷかり 大阪・八軒家浜』


でも、写真は、読売新聞のカメラマンが撮った写真の方がいいです!
水陸両用バスに乗って大阪観光をするツアーは、「大阪ダックツアー」という名前がついています。これは、巨大アヒルちゃんが来る前からついている名前で、「ジャパンダック株式会社」からきているようです。
これが、F・ホフマンの作品『ラバーダック』が展示されている間は、その名の通り巨大アヒルちゃんを間近で見れる「ダックツアー」になるのです。洒落てて、面白いです。

「ラバーダック」の巨大アヒルちゃんと、「大阪ダックツアー」の水陸両用バスのツーショットは、さすが大阪を知るカメラマンが撮った写真だと思います。ただ単に偶然で撮ったのではないと思います。

それだけに、記事が残念でならないのです。。。

【追記3】9月17日
いろいろと大人の事情があるのだな~と思ったこと。。。
アヒルプロジェクト2009
主催◎千島土地株式会社
助成◎オランダ総領事館 
協力◎水都大阪2009実行委員会/ 一本松海運株式会社 
ディレクター◎小原啓渡
朝日新聞の写真に載っている黄色い船は、おそらくこのプロジェクトの協力会社・一本松海運株式会社の船だと思います。
協力会社の船ということで、朝日新聞のカメラマンは黄色い船を撮ったのでしょう。アクアライナーになると、京阪系になるし・・・
朝日新聞の写真は、納得しました^^



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