2011/03/14

力を合わせて引き起こす巨大な箱 大阪城にあらわる!

日曜日は、前回の記事と同じ、「おおさかカンヴァス推進事業」の一つである
加藤翼「H.H.H.A.(ホーム、ホテルズ、秀吉、アウェイ)」を見てきました。

『大阪のシンボリックな場所で、鏡張りの巨大な箱を組み、それを大勢の参加者と引き倒す 引き起こすプロジェクト。表面に映る風景と共に構造体が引き倒され 引き起こされ、その瞬間、協働した参加者とその場に居合わせた人々を熱気に巻き込む。』

実はこのイベント、8日(火)に大阪城梅林に梅を見に来た時に偶然知ったのです。
鏡張りの巨大な箱を組み立て中でした。


12日(土)14:00~ と13日(日)13:00~に引き倒し決行ということだったのですが、
11日(金)に、東日本大震災が起こってしまいました。

Twitterでは、『現在、実施検討中です。引き倒すと言う作品の性格上、いつも通りでは出来ないという判断です。』というつぶやきが流れていました。


そして日曜日、
やっていなかったら、大阪城梅林で梅を見て、中之島で巨大こけしちゃんを見て帰ろ~
と思って出かけました。

ありました! ありました! 完成した箱には大阪城が映り込んでいます。


中止ではなく、やり方を変えて決行ということでした。
★ 『引き倒す』 のではなく 『引き起こす』 ことに変更。
★ 地震のことを考慮して、引き起こした時に極力大きな音が出ないようにする。


急な変更に、最後まで念入りに打ち合わせをされています。


引き起こすロープ、箱がずれないようにするロープ、
引き起きた時に大きな音がでないようにゆっくりおろすロープ。
その3つの役割のロープを、たくさんの人で引っ張り、巨大な箱を引き起こすことになりました。

「一緒にロープを引っ張っていただけませんか! 力を合わせてこの箱を引き起こしたいです!」
というスタッフの声に応えてたくさんの引き手が集まりました。
私は、ロープを引っ張ると腰がぁ・・・ ということで遠慮しました^^;

いよいよ引き起こしますよ~!


頑張れ! 頑張れ!!


勢いで大きな音が出ないようにゆっくりゆっくり!!!


引き起こし 完了 (*゜▽゜ノノ゛☆  拍手が沸き起こりました。


これだけ?!と言われれば、これだけなのですが(;^_^A
途中、箱がキラキラ輝いて、映り込むものが変わって、綺麗でしたよ。


こういう大震災が起こり、被災者の方が苦しまれている時にイベントというのは、
自粛すべきだという声もあるかもしれません。

でも、このイベントは、美術作家加藤翼さんが状況を考慮されより素晴らしいものになったと
参加した一人として感じました。

皆で力を合わせて、家にみたてた箱を、あちらからも、こちらからも力を合わせて引き起こす。

きっと今は悲惨な被災地もこのように復興する。 そういう希望が湧きました。

その土地を愛する気持ち(大阪城が象徴)は、倒れても、復興しても同じです。

これは私が感じたことにすぎませんが。。。

次回は、大阪城から場所を変え、万博公園で行われるようです。
■日時:3/20(日)13:00
■公開制作:3/14(月)〜3/19(土)
■会場:万博記念公園中央イベント広場

万博公園に行かれることがあれば、参加してみられてはいかがでしょうか^^

今回、お年寄りご夫婦は、「外に出て若い人達が力を合わせるのを見れてよかった」と、
また、引っ張ることに参加したお父さんは、子供に「こういうことは見てるだけじゃなくて参加してみるもんや」と話されていました。

家でテレビを見て滅入ってしまうより、前向きな気持ちになれますp(^-^)q




【追記】
この「おおさかカンヴァス推進事業」(府主催)は、国の緊急雇用創出事業の一環として
失業者ら約150人が制作にかかわっているようです。
街角がアート空間に 12日からイベント 雇用対策にも (asahi.comより)

国の緊急雇用創出事業の一環だなんてびっくりです!
いろんなことをやっているのですね。

自信と生きがいを見失いかけた状態で、制作に加わった一人の方は、
地面についていた別の側面が引き起こされたことに気づき、
倒れても、あきらめずにまた起きればいいんだとのメッセージを受け取ったそうです。

経験で得たことは次へのパワーに繋がると思います。


人を元気づけるイベントは、どんどん積極的に行ったほうがいいと思います。

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