2010/11/11

よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代

新しいパソコンで復活ですo(^▽^)o

11月3日に放送されたNHK大阪放送局85周年記念番組の録画をパソコンで見ながらメモしていました。パソコンだとこれが出来て便利ですよね~♪

さて、その番組はというと、、、

よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代 ~大阪発・60年ぶりの復活演奏~
『85年の歴史があるNHK大阪放送局(BK)の倉庫から、手書きの楽譜が百点以上も見つかった。日本を代表する作曲家が手がけた往年の人気番組「ラジオ歌謡」の数々や、朗読付きの歌物語、大阪弁の会話が活きているラジオ音楽劇など、見つかった楽譜を中心に、BKの委嘱で20世紀半ばに生まれた作品を復活演奏する。』

というもの。 面白かった~! これは、永久保存版に決定(o^-')b

指揮者の本名徹次氏は、「日本人として僕たちの国をもう一回思い出そう」という演奏会だと言われていました。

でも、私は日本というより、「大阪人として私たちの大阪をもう一回思い直そう」という感じで、
見終わった後には、大阪の土壌というのは、いいものを生み出すわぁ~と、誇らしく思いました。


とはいえ、最初40分ほどの「ラジオ歌謡」は、私がまだ生まれていない1950年頃の歌なので、
懐かしさもなくちょっと退屈(^▽^;)


そのあとの、大栗裕作品の歌劇「夫婦善哉」と、ラジオミュージカルス「待てど暮らせど物語」は、
大阪弁の日常的な内容で、めっちゃ楽しいものでしたよ♪
石橋栄実さん、どちらの役もかわいい(*^▽^*) 生の歌声で聴きたかった~♪ 
これって、全編通じて上演することは今後ないのでしょうか???
熱望します!!!

捻じ曲げていない、そのまんまの大阪が出ていました。
「待てど暮らせど物語」でいうと、
大阪の人は、買い物ですぐに値切り、ケチでがめついようにテレビで言われるけど、
こういう風に、やりとりを楽しむのよ♪というのが、大阪以外の人にもわかってもらえたらいいのにな。


それに加え、今回の演出は、我が愛猫めんつゆを可愛がってくださる唐谷裕子さん。
私もこのブログを通して、いままで見たオペラの演出のことを教えていただいたりとてもお世話になっています。
一介の主婦が、演出家の方と知り合えるなんて、ネットというのはすごいものです。
本当にびっくりします。


びっくりというと、橋爪節也氏が解説で登場されたのにも驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
思わず、隣で寄り添って寝ていた愛犬コロ助に、
「この人、橋爪紳也さんのお兄さんやねんで!!!」
と大興奮で説明してしまいました(^▽^;)

橋爪節也氏の解説のもと貴重な観光映画「大大阪観光」が見れるなんて、なんと贅沢な番組。

思わず、Amazonで以前図書館で見た本を注文しました。
これで、DVDを見ながらの復習もばっちりです(^-^)v

■ 映画「大大阪」観光の世界‐昭和12年のモダン都市‐
  (大阪大学総合学術博物館叢書4) 橋爪節也 (著)
■ 大大阪モダン建築 橋爪紳也 (監修)←以前から欲しかったのでこの際セットで^^
  ↑高岡伸一・三木学(編著)

これで、大大阪モダンにしばらく浸れそうです(‐^▽^‐)


ひとつ腑に落ちなかったのは、交響組曲「大大阪」の第2楽章 「大阪夏祭風景」を聞いても、
天神祭のお囃子が連想されなかったこと。
鉦もどうも違う・・・ 連想されない・・・(-"-;A
獅子舞、四つ竹、傘踊りのリズムっぽさはあったけど・・・(-"-;A
だんじり囃子を聞きすぎて、それ以外を受け入れられなくなったのかも・・・(w_-;

うーん、と思っていると、解説で登場された白石知雄氏のブログを見つけ、
おおさか、夏祭り(あわせて、大栗裕「大阪俗謡による幻想曲」のだんじり囃子のこと)
というのを拝見できました。

音楽の専門家がだんじり囃子を分析するとこうなるんだ(@_@)と、オタマジャクシを眺めて感心しました。


と、この番組を見られていない方には、わかりにくい独り言ばかりですね(;^_^A


以下は、番組のメモとしての個人的な記録です。


(合唱)ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団
(演奏)大阪センチュリー交響楽団
(指揮)本名徹次

【ゲスト】岡田晴美,西村朗,橋爪節也
【司会】上田早苗


写譜 三好省一


■ラジオ歌謡 (昭和21~37年)
「たそがれのワルツ」(1951年) 曲 高木東六 詞 深尾須磨子 歌 石橋栄実
「愛のこみち」(1953年) 曲 古関裕而 詞 武井つたひ
「松原松風」(1956年) 曲 小倉朗 詞 安西冬衛 歌 松本薫平
「夏のルムバ」(1948年) 曲 服部良一 詞 安西冬衛 歌 石橋栄実
「鏡」(1948年) 曲 橋本國彦 詞 深尾須磨子 歌 石橋栄実
「まつばのかげに」(1954年) 曲 清水脩 詞 永田恒雄
「 ハロージョー」(1948年) 曲 大澤壽人 詞 佐藤春夫
「リラの小径」(1950年) 曲 大澤壽人 詞 安西冬衛
「あしおと」(1951年) 曲 大澤壽人 詞 喜志邦三 歌 石橋栄実



■大栗裕 歌劇「夫婦善哉」(1957年)原作は織田作之助の小説
登場人物はみな大阪人、大阪弁

第1場 天麩羅屋の場面 
種吉 片桐直樹
お辰 野上貴子
平松実留、松本晃、山川大樹

第8場
柳吉 松本薫平
蝶子 石橋栄美
辻占い 高津綾子
おちょぼ 端山梨奈
金八 中西美由
 

西村朗氏の解説
 大阪弁は、イントネーションが豊かでまるみがあり音楽的。
 大阪弁でオペラは、舶来のものをそのままありがたがらない大阪人らしいたくましさ。
 外来のものでも大阪まみれにする。
 ひとむかし前の大阪弁らしい大阪弁のニュアンス、イントネーションを大事に丁寧に作曲。
 大阪の言葉を大切にしようという意味からも大阪の宝。未来に伝えていきたい名曲。



■大栗裕 ラジオミュージカルス「待てど暮らせど物語」(1957年) 作詞 中沢昭二
第3景 アパート その夜のかほると由良
第4景 あくる日の商店街をゆく二人

かほる 石橋栄実
由良 松本薫平
店員 柏原保典
商店街アナウンス 上田早苗


音楽評論家 白石知雄氏 大栗裕作品のデータ化

指揮 本名徹次氏「大阪を肯定して、かっこうつけないで、そのまんま音楽にして、生活に密着したお話で、人々をハッピィにさせる作品。こういう作品こそ偉大。」

西村朗氏 「大阪人はコミュニケーション好き」



■三善晃 合唱物語「金の魚の話」(1962年) 原作 プーシキン 訳詞 平井肇
【語り】寺田農
(バリトン)片桐直樹

文句なく素晴らしい (*゜▽゜ノノ゛☆


■宮原禎次 交響組曲「大大阪」(1940年)
大阪大学総合学術博物館 教授 橋爪節也氏の解説
昭和12年(1937)の観光映画「大大阪観光」(大阪市電気局・大阪市産業部作品)のダイジェスト

第1楽章 「淀川に寄す」
水都・大阪にふさわしく川を描いた音楽で始まる
穏やかな流れが 徐々に高潮していく


第2楽章 「大阪夏祭風景」
だんじり祭りと大阪・天神祭が曲の題材
鉦や太鼓に加え 天神祭の龍笛のメロディーが現れる

第3楽章 「おんごく」(大阪童謡)
「をんごく」木谷千種画
「おんごく」は、明治・大正期まで七夕やウラ盆の夕暮に船場あたりのいとはん達が、たがいに相手のうしろ帯を持って列を組んで唄い遊んだ船場の数え歌。

一おいて回ろ こちゃ市たたぬ 天満なりゃこそ 市たちまする
二おいて回ろ こちゃ庭掃かぬ 丁稚ならこそ 庭掃きまする
三おいて回ろ こちゃ三味弾かん 芸子ならこそ 三味弾きまする
四おいて回ろ こちゃしわ寄らん 年寄りならこそ しわ寄りまする
五おいて回ろ こちゃ碁は打たん 良い衆なりゃこそ 碁は打ちまする
六おいて回ろ こちゃ櫓は押さん 船頭なりゃこそ 櫓は押しまする
七おいて回ろ こちゃ質置かん 貧乏なりゃこそ 質置きまする
八おいて回ろ こちゃ鉢割らん ねずみならこそ 鉢割りまする
九おいて回ろ こちゃ鍬持たん 百姓ならこそ 鍬持ちまする
十おいて回ろ こちゃ戸はたてん 大工なりゃこそ 戸はたてまする
☆異なるバージョンの歌詞も伝わっているそうで、興味があるので調べてみます。


第4楽章 大阪への讃歌(工場より街頭へ)
活発な工業地帯から、市街地のにぎわいへと音楽が展開
最後は「大阪市歌」でしめくくられる

高津の宮の昔より、よよの栄を重ねきて、民のかまどに立つ煙
 にぎわいまさる 大阪市、 にぎわいまさる 大阪市



★大阪市歌は、愛珠幼稚園の一般公開でも聞いたばっかり。ほとんど今まで聞くことがなかったのにな。(大阪市歌が制定されたのは大正10年3月。中之島の市庁舎建設を機に公募)

★これを見て、ますます11月23日船場博覧会2010の「船場ことば劇場」に行きたくなりました。
船場地区HOPE(ほーぷ)ゾーン協議会イベント開催!!
 「船場博覧会2010~せんばのまちからこんにちは~」
『「行て参じます」「お早うお帰り」・・・思いやりと上質な心意気が映し出される『せんばことば』。‘伝統を守るなにわの会’が伝える、活きた『せんばことば』に触れて学べる1時間です。』

やっぱ、行こっ!

船場地区HOPEゾーン協議会|船場博覧会2010
 

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