2010/11/30

ビルヂング

23日に開催された、船場博覧会2010の「戦後ビルトークショー」に出演された
高岡伸一氏のTwitterでのつぶやきを、こっそり読んでいると、、、

「大阪ビルディング協会の記念フォーラム」というのがあって、一般の参加もOK、
と書かれているのを見つけました!
といっても、つぶやきもフォーラムも25日(木)の話ですが(^▽^;)

大阪新阪急ホテルが会場だし、
いくら一般の参加OKといっても主婦が出席するのは場違いだと思ったのですが、、、
でも・・・ ダイビルの社長のお話が聞けるんですよ~ヽ(゚◇゚ )ノ
こんな機会なかなかないじゃないですか!!!

行きたい! 聞きたい! もし、受付でダメと言われたら、
そのまま阪急電車に乗って箕面の紅葉を見に行こう♪
と思って出かけたのですが、入れてもらえました(^_^)v


(社)大阪ビルディング協会 創立80周年記念フォーラム
第1部
 記念コンペ表彰式  『ビルヂング2030 ~人・都市・環境 つなぐ大阪~ 』
 表彰および入選作品紹介と講評 
第2部
 パネルディスカッション
 『ビルとまちづくり―大阪“再生”に向けて―』
 コーディネーター…橋爪紳也氏(大阪府立大学教授)
 パネリスト
  岩田雅希氏((株)アートアンドクラフト、BMC=ビルマニアカフェ)
  佐藤博之氏((社)大阪ビルディング協会副会長、(株)ダイビル 代表取締役社長)
  難波正人氏(OBP開発協議会総局長、(株)竹中工務店 常務執行役員)
  服部滋樹氏(graf代表、クリエイティブデザイナー)



さてさて、第一部の記念コンペ。
今年、80周年を迎えた大阪ビルディング協会が、100周年を迎える2030年。
その2030年に向け、大阪の未来に確かな希望を与える提案を募集されていたようです。

老後の楽しみは、梅田、中之島界隈をうろうろすること!という私にとって、
20年後の大阪はとても気になります(・∀・)

会場に展示されていた応募作品をひとつひとつじっくり拝見しました。
新しく建てるビルから、既存のビルを利用するものもあって、どれも素敵でした。

実現して欲しいな~と思ったのは、Frameという作品。
中之島の川沿いのビルの一階をオープンにするというもの。
ちょうど、京都でこういう景色↓の記憶があったからよけいに思ったのかも。

道路側から、ビルの1階をフレームとして、
中之島の建物、バラ園や木々が見え、風が通り抜けたら素敵だろうな~と、
マジ!思いましたよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

建物ではないけど、高速道路の利用についての提案もよかった。
高速道路が、フランスのヴィアデュック・デザールみたいな遊歩道になればいいのに・・・
と思っている私にとっては、素敵な作品。


もうすぐ完成の大阪駅のことを考えると、
どんな提案も実現しそうに思えてくるから不思議です。


2部のパネルディスカッションは、豪華メンバー。
大阪空間を語らせればこの方でしょ!の橋爪紳也氏(大阪府立大学教授)



「ダイビルが解体されてるぅぅぅ・・・(T_T)」↓ のビルを所有されている佐藤博之氏(協会副会長、(株)ダイビル 代表取締役社長)

建て替えのことや、屋上緑化、若い時のお仕事の経験から説明されたビルの巨大化の限界点など、興味深いお話を聞くことが出来ました。

大好きなOBP(大阪ビジネスパーク)の開発協議会総局長もされている難波正人氏(OBP開発協議会総局長、(株)竹中工務店 常務執行役員)

美しい街並みが保てているのは、協定がしっかりしているからだと知りました。


新しい大きいビルだけでなく、大阪には小さいビル、古いビルもたくさんあります。
そのビルをこよなく愛する女性パネリストも。
岩田雅希氏((株)アートアンドクラフト、BMC=ビルマニアカフェ)
BMC発行の「月刊ビル」も、先日のトークショーで感化され創刊号からそろえました!



もうお一方は、服部滋樹氏(graf代表、クリエイティブデザイナー)。
おばちゃんが最も近寄り難い、くりえいてぃぶ系の方です。
紹介されたお店などは、若い子や、ちょいかっこいいおじさんは行けても、
私は、ちょっと・・・・(;´▽`A``
そんなことは、ないのかなぁ・・・ 
いけてるマダムならOKだろうけど、普通のおばちゃんはなぁ(;´Д`)
行ったらあかんよなぁ・・・ 行くべきでない・・・ 嫌がられるで・・・
こんな、しょうもないことばかり考えて聞いていました(><;)


あっという間に時間が過ぎ、終わった時には、
2030年、大阪の街は、きっとよくなっている!!!
そう思えました。

行ってよかった~ o(^-^)o


こういう風に、ビルのオーナーさんの想いを聞く機会がもっとあればいいのにな。
私が知らないだけかな。

アンテナを張り巡らせ、またこそこそっと紛れ込もうと思います!

2010/11/26

大阪城 紅葉の中での桜吹雪

下まぶたが痙攣するので、今日は目を使いすぎないようにしよう・・・
と、ワンコや、ニャンコとのんびり過ごしていたのですが、
昼ごはんを食べて、はっ!と気付きましたヽ(*'0'*)ツ

今日は、大阪城西の丸庭園でやっている平成中村座の千秋楽!
中村勘三郎さんを座頭に、10、11月と2カ月連続で歌舞伎公演が行われいたのです。

昼の部の「法界坊」を見に行かなくっちゃ!

大急ぎで大阪城へ~ヾ(;・△・)ノ〃

西の丸庭園入口。


芝居小屋は、西の丸庭園の奥です。



でも私が向かう先は、、、



そう、天守閣から、芝居小屋を見るのです(‐^▽^‐)


こんな風に、舞台裏が見えます(・∀・)


裏方の人が手を振ってくれています(*^o^*)/~


それだけのことを見に行ったのかって?

違いますよ( ´艸`)

最後の場面になると・・・・・・・・・・


扉が開いた(*゜▽゜ノノ゛☆



桜ふぶき~~~~~~  ヾ(@^▽^@)ノ




そう、客席からは、大阪城を借景とした舞台になるのです!!!
(大阪城が見えるのは、1階席の人だけ)
それを、反対側から見ているというワケ(o^-')b


私だけでなく、ファンの方がたくさん天守閣にいるので、
こちらにも手を振ってもらえました! 

中村勘三郎さぁ~~~ん(゚∀゚*)ノ   ←にわかファン



9分間ほど、観覧できました。

双眼鏡でも見たのですが、とてもよく見えました! 蜘蛛の糸を投げるのも!
カメラと交互で忙しいのなんの(@Д@;
お芝居を見ていないのにわざわざ見に来ているのは私くらいなもので、
周りの方は、熱烈ファンの方ばかりでした。
千秋楽で感きわまって泣いている方も!

次回、大阪城でこのような公演があるときは、ぜひともいい席をとって見に行きたいです!
今回は、出遅れてしまって(T_T)

立見席で見ようかとも思ったのですが、
券をとるのに数時間並び、その上立ち見では、腰がもたないです。。。


昼の部では、最後の場面を大阪城から見れると知り、
千秋楽に見に行こうと楽しみにしていました。
思っていたよりよく見えて、感激しました(≧▽≦)


今もなお、瞼は痙攣し続けているし、
寒い中立ちっぱなしになったので、結局腰を痛めてしまったのですが、
今日の行動に悔いなしです。

紅葉の中での桜吹雪、もう最高(≧▽≦)



大阪城公園では、イチョウも散り始め、紅葉、黄葉も終わりかけていますが、
部分部分まだまだ綺麗でした。


大阪府庁前の並木がかわいい♪


濠の石垣のツタも色とりどり♪





これで、もう十分に秋が満喫できました。
満足、満足o(〃^▽^〃)o


明日は、自宅にいなければいけない用事があるので、ゆっくり過ごします!
ほんとうです(;^_^A

2010/11/25

阪急百貨店のクリスマスショーウィンドウ 2010

今年も、リサとガスパールなのですね(・∀・)

アヒルちゃんみたいな黄色い鳥もかわいい♪


息子たちが小さい頃(15年ほど前)は、
ショーウィンドウのストーリーが小さな絵本(冊子)になっていて、
案内カウンターでもらえたのですよ。
いつの間にか、作らなくなってしまったようですね(´_`。)



この床のシールはかわいくていいのですが、
顔は踏まないで~(><;)と叫びたくなります(^_^;)






来年完成するコンコースは、どのようになるのでしょうねo(^-^)o



そうそう、どうして、梅田に出たかというと、
今朝、Twitterで、面白そうなフォーラムの案内を見つけて、出かけていたのです。

記事にしたいのですが、もうキョ~レツに眠たくて・・・ 

また明日。


 

2010/11/23

船場博覧会2010 2日目

ユリカモメがプカプカ浮かぶ大川沿いを自転車で走っていると、


使い難い(-"-; と不満に思う新しいカメラで、奇跡的にこういう写真が撮れました(・∀・)
ユリカモメって、水掻きがあるのですね!!! 小さなもみじみたい♪


自転車をなにわ橋駅の駐輪場に置いて、難波橋を渡っていると
アオサギ(写真左下)が中央公会堂を見ていました。
君も、モダン建築好きなの?


神農祭で少彦名(すくなひこな)神社にお参りするための長蛇の列ヽ((◎д◎ ))ゝ
雨でも、昨日、行っておいてよかった(^_^)v


でも、今日のこの青空を見ると、
あんな雨の中、よくうろうろカメラを持って歩いたもんだと、
我ながら呆れたり・・・


そうこう思いながら着いたのは、「辰野ひらのまちギャラリー」


ここで、『戦後ビルをこよなく愛す人・高岡伸一氏(大阪市立大学都市研究プラザ特任講師)を講師に迎え、戦後ビルへの熱い想いをクールに語っていただきます。』という、「戦後ビルトークショー」が、船場博覧会2010の企画として開かれたのです。

巨大アヒルちゃんをこよなく愛す人・蓮こと私は、巨大アヒルちゃんを所有する芝川社長が所有される芝川ビルも大好きになり、船場のレトロビルに興味を持つようになりました。

そして購入した「大大阪モダン建築」という本。
監修の橋爪紳也氏にばかり目がいってしまっていたのですが、
今日のトークショーの講師は、なんと著者の方(・∀・)

初めてお会いする方と思っていたら、
2月の万博マニアナイトでお会いしたことがありました!

戦後ビルの魅力について、とてもわかりやすく写真を交えて解説して頂き、
ますますビルにはまってしまいそうな予感が(*゚ー゚*)

終わってからは、サインをお願いしたりして(〃∇〃)


「もう、ボロボロになるまで、活用させて頂きます!!!」なんて、舞い上がって言うと、
「その方が嬉しいです。」と言って頂きましたо(ж>▽<)y ☆

載っているビル全部を、解説を読みながら見に行きます!!!!!

紹介があった「月刊ビル」の創刊号と、3号は会場で買えなかったのですが、
ネットの中で購入できました。届くのが楽しみ♪


実は、私。 といきなりの告白。
仕事で、船場地区、当時で1600ほどのビルのデータベースを作ったことがあるのです。
営業の人が撮ってきた写真もデータとして。
当時にこのようなビルの特徴がわかっていたら、もっと楽しかっただろうにな。。。
でも、今は、仕事じゃないから、楽しめるのかも。

また、自分用のデータベースを作ろうかな。
って、作ってどうすんねん! の話ですね(^▽^;)

記事にしたほうが、多くの人に魅力を伝えられるから、ブログの方がいいですね。

今日のトークショーの話をお聞きして撮りに行ったビルの紹介はまた次回に。


あ~ また楽しみが増えました (≧▽≦)

我が生活に、暇という時間はなし(o^-')b

 

2010/11/22

船場博覧会2010 1日目 モダン建築めぐり

今日は、前々から「船場デー」と決めていたので、
天気予報で確実雨が降ってくるとわかっていても出かけました!

なぜならば、「船場博覧会2010」が22、23日に開かれているから(*^-^)


だからこの本を購入しておいたのです。
(右の本)大大阪モダン建築 橋爪紳也(監修)
(追記!)高岡伸一・三木学(編著)



詳しく書こうと思うと、また億劫になってきて、写真がお蔵入りになるので、
さらっと紹介するのみにしておきます。


特別公開のツアーは、花外楼と、綿業会館を申し込んでいました。

花外楼は、昨年、芦屋市立美術博物館の「うまいもんと大坂画壇」に行った時からの念願がかないました。(その時の記事は、こちらです)

美術館で見たものが、花外楼、その場で社長様の解説をお聞きしながら拝見でき、感激しました。





午後からは憧れの綿業会館の見学(*゚ー゚*)












せっかくの機会だったのに、新しいカメラに慣れていなくて、室内撮りがほとんど失敗(T_T)
この綿業会館での感動は、紅葉を見た以上に心高まりました。
四六時中、こんな感じでした →  :*:・( ̄∀ ̄)・:*:



この2つの見学の間に、いろいろなビルを周りました。

オープンハウスの尚美堂では、社長様(だと思うのですが・・・)からいろいろお話を伺えました。
船場の方は、気さくに飾らず話してくださるので、感激してしまいます。


ミズノのビルもあるこの一角は、数年後には高層ビルに建て替わるそうです。
この建物も無くなってしまうのです( p_q)


大阪倶楽部のビル。綿業会館と見学時間が同じで、どちらにしようか悩みました。
こちらのビルも見学したかった~





船場ビルディング。
外から眺めるだけで、入ってみたかったビル!


中庭がとても素敵でした:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




雨がかなり降ってきて、
「大大阪モダン建築」の本の船場地区を全部周るつもりでしたが、無理でした(´□`。)



明日は、「戦後ビルトークショー」と「船場ことば劇場」に行きたいのですが、
私一人、出かけるチャンスはあるかな(-"-;A

(追記)わ~びっくり! 「戦後ビルトークショー」をされる高岡伸一という方は、
「大大阪 モダン建築」の本の編著の方でした!!!
なんとしてもお話を聞きたいな~。



写真は、197枚あります Σ(・ω・ノ)ノ!
ビルの名前は、書いていますので、(番号は、「大大阪 モダン建築」でつけられている番号)
船場のモダン建築に興味のある方は、どうぞご覧ください(*^ー^)ノ

少彦名神社 Sukunahikona Shrine

大阪市中央区道修町(どしょうまち)にある「薬の神様」で有名な少彦名(すくなひこな)神社に行ってきました。
22日、23日に、健康と無病息災を祈る神農祭(しんのうさい)が行われます。
明日23日は祝日で確実に混むので今日のうちに行っておきました。

今年はご祭神の「少彦名命」の鎮座から230年目になります。
「神虎」(笹につけた張子の虎)を購入すると、招福「梅こんぶ茶」がもらえました♪

神農さんや、神虎については、昨年の記事に詳しくかいてありますので、こちらをどうぞ(*^ー^)ノ
わ~ 手抜きだぁ(^▽^;)







並ぶのが参拝の前だけって信じられない~! 平日で雨だからかな?
明日は、かなりの人出になりそぉ(><;) 行かれる方は、お早めに!




健康に過ごせますように(。-人-。)

2010/11/21

船場 おんごく

NHK番組『よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代』で、
宮原禎次作曲の交響組曲「大大阪」(1940年、昭和15年)が演奏されました。
(その時の記事はこちらです。)

その中の第3楽章で歌われた「おんごく」(大阪童謡)を調べていると
興味あることが数珠つなぎに出てきました。
それを記事にしようと思うと、
どうまとめていいかわからなくなり、だんだんおっくうに(-"-;
でも、興味ある方が検索で辿り着くかもしれないので、メモ程度に残しておきます。


『おんごく』は、郷土研究「上方」(第20巻) 盆踊考 松本茂平と、
「大阪ことば事典」(牧村史陽編)に説明がありました。

「おんごく」は、明治・大正期まで七夕やウラ盆の夕暮に船場あたりのいとはん達が、
たがいに相手のうしろ帯を持って列を組んで唄い遊んだ船場の数え歌です。

テレビ放送では、説明のテロップとともにこの絵が映されました。
木谷千種「をんごく」1918年(大正7年)


「大阪ことば事典」には、このような挿絵がのっていました。


そして、一柳安次郎(芳風)著の 『漫録窓から』からこのような引用文がありました。
情景がとてもよくわかります。

 「おんごくなはヽ」 (明治41年)
(一部略)
 こんな可愛い歌声が、アチラコチラに聞えて、赤い赤い紅提灯が、向うからも来る、あちらからも来る、時には隣町のと町角で衝突することもある。紅提灯、歌、子供、乳母、丁稚、夏の夕方は、この行列で非常に詩的化せられるので、両親や兄姉の大人達は、店先に床几を出してその行列を歓迎すべく、涼んでいる。昼中、俗の俗のそろばん珠の音よりほか聞えぬ大阪の街も、この時は何となく天国化せられた心持がするので、歌ひゆく子供の心にも、この時ほど極楽郷・歓楽郷と思ふ時はない。
 さるにても、物質的文明の進歩して、市街には人車・電車・自転車・自動車のゆきかふ今日では、再びこんな優美悠長なことは見られない。無邪気な子供まで、その迫害を受くるとは、あゝ文明は禍なるかな。



『上方』20巻 盆踊考では、「大阪のおんごくは小町踊りの遺風であると云われている」と書かれてありました。
京都では、7月7日、白峯神宮で「七夕小町踊り」の行事があります。
これは、一旦途絶えたものを昭和37年に復活させたようです。
大阪の船場でも、なにかしら、復活があればいいのに・・・
「愛珠幼稚園」の子供たちで、ということは、難しいのかな。。。


少ない資料ですが、これらのことから情景を思い浮かべ、
宮原禎次作曲の交響組曲「大大阪」第三楽章を聴くと、さらに感慨深いです。
メロディーが、どれだけ実際の歌に近いかは、大阪府立図書館にある「大阪府の民謡」(昭和62・63年度府内民謡緊急調査より)のCDを借りればわかりそうですが、そこまでは出来ていません(;^_^A


歌詞は、いろいろなバージョンがあり、それも「上方」と「大阪ことば事典」に載っていました。

これは、宮原禎次作曲の交響組曲「大大阪」第三楽章の歌詞です。

おんごくなはは
なははや おんごく なはよいよいよい
何がやさしい 蛍がやさし
ちしゃの畑で 灯をともす
ありゃりゃ こりゃりゃ さあさよいやさ

うちの隣の久太郎さんは
馬に乗ろとて 馬から落ちて
竹のちょっぴりこで 手のひら突いて
医者にかけよか 眼医者にかきょか
医者も眼医者もご無用でござる

あの山越よか この山越よか
賽の河原で 碁石をひろて
砂で磨いて 母屋へあげて
母屋姉さん 金かと思い
これが金なら 帯買おか
ありゃりゃ こりゃりゃ さあさよいやさ

一おいて回ろ こちゃ市たたぬ 天満なりゃこそ 市たちまする
二おいて回ろ こちゃ庭掃かぬ 丁稚ならこそ 庭掃きまする
三おいて回ろ こちゃ三味弾かん 芸子ならこそ 三味弾きまする
四おいて回ろ こちゃしわ寄らん 年寄りならこそ しわ寄りまする
五おいて回ろ こちゃ碁は打たん 良い衆なりゃこそ 碁は打ちまする
六おいて回ろ こちゃ櫓は押さん 船頭なりゃこそ 櫓は押しまする
七おいて回ろ こちゃ質置かん 貧乏なりゃこそ 質置きまする
八おいて回ろ こちゃ鉢割らん ねずみならこそ 鉢割りまする
九おいて回ろ こちゃ鍬持たん 百姓ならこそ 鍬持ちまする
十おいて回ろ こちゃ戸はたてん 大工なりゃこそ 戸はたてまする



以下は資料からの引用です。

◆『陶犬新書』巻一 「あわざからす」の条 (天保3年)
からすめがナハゝ ナハゝやからすめが ナハヨイヨイ
あわざからすめが ナハヨイヨイ
あわざからすめが 新町へうせて
かねも持たずに かをかをとったふ
新町みすじに 阿波座といふところあれば、それにかけてあわざからすという也云々




◆『守貞漫稿』第二十五編、遊戯の部より
※江戸時代の風俗、事物を説明した一種の類書(百科事典)。起稿は1837年(天保8年)。

おんごくと云ふことの起り、或人曰く、昔の唄に
 わしは遠国(おんごく)越後の者で、親が邪見で七ツの時に、売られて来ました。云々
是を始とすと云へり。然るや否や。今世唄ふ処左に

おんごくなはゝ
なはゝや おんごく なさよいよい
船は出てゆく 帆掛けて走る
茶屋の娘は 出てまぁねくさちぁや
あのむーすめーはでーてまぁねく
ありゃりゃ こりゃりゃ さぁさよいさよいさ

おんごくなはゝ
なはゝや おんごく なさよいよい
賽の河原で碁石をひろて 
砂で磨いてあこやへあって
阿古屋姉さんかねかと思て
金じゃござらん碁石でござる
是がかねなら帯買ぁをゝとさ
こーれがかぁねなあゝら、
おゝびかぁをと
ありゃりゃ こりゃりゃ さぁさよいやよいやさ



◆明治時代のおんごく歌として最も一般的なもの

おんごくなはは なははやおんごく なはヨイヨイ
舟は出ていく 帆かけて走る
走る姿がおもしーろい
水道(すいど)だのき(狸)が 坊主に化けた
ばけた姿がおそろーしーい
アリャリャ コリャリャ サァサヨーイヤサ

おんごくやさしや やさひやおんごく なはヨイヨイ
なにがやさしや 蛍がやさし
草のかーげで火をとーもす
アリャリャ コリャリャ サァサヨーイヤサ

こーれも まーつさーか越ーえりゃやっさ
それも見て見よ 川瀬のやっさ

一おいて廻ろ こちゃ市ゃ立てん 天満なりゃこそ 市立てまする

・・・



こういう言葉遊びみたいなものは、結構好きです(‐^▽^‐)

今度、巨大アヒルちゃん(ラバーダック)が登場する京阪中之島駅の対岸は、ほたるが全くいなくても「ほたるまち」という名前がついているようですが、昔は、水都大阪の川のほとり、いたるところで、ほたるの光がやさしく光っていたのでしょうね。。。
今では、太閤園にほたるはいるのみ。
来年は、「なにがやさしや 蛍がやさし」と口ずさみながら、
太閤園のほたるを見に行くことにしましょう♪


それと、「天満なりゃこそ 市たちまする」の、「~なりゃこそ、~まする」というのですが、
フランク永井さんの「大阪ぐらし」という歌で、
  娘なりゃこそ 意地かけまする
  おなごなりゃこそ 願かけまする
という歌詞がでてきます。

フランク永井 大阪ぐらし 1980


作詞は、石浜恒夫という方で、大正-昭和時代の東洋史学者石浜純太郎の息子さんになるそうです。
大阪出身の方なので、「おんごく」を聞き慣れていて、こういう言い回しの歌詞を書かれたのでは、、、
どうでしょう? だとしたら、お洒落ですよね~♪



「おんごく」はここまでとして・・・
資料集めの中で出てきた、一柳安次郎(芳風)著の『漫録窓から』が読みたくなって、図書館で探してみました。
大阪市立図書館にはなく、大阪府立図書館にあったのですが、個人貸出不可(T_T)
ちょっと高価だったのですが、古書で出ていたので購入しました。

一柳安次郎という方。
旧制市岡中学の一期生で、母校で国語教師をされていて、あの直木賞の直木三十五(本名植村宗一・明治二十四年生)は教え子だったらしいのです。(こちらのブログで知りました)

となれば、お二人がそれぞれ書かれた本は、私の本棚で劇的再会をしたということになります!


また、一柳安次郎は、懐徳堂の復興に関係する「大阪人文会」の会員でもあったようです。

『漫録窓から』は、興味深いことばかりで、毎夜読むのが楽しみでなりません。
また、いずれ記事にできればと思いますが・・・・・・・・ (^_^;)


古書として、もう一冊でているので、大阪市が買って、大阪市立図書館にも保管して欲しいです。
大阪の貴重な資料となる本です。こういうことは、要望できるのかな・・・


★入力間違いが多々あるかもしれないので、追々訂正していきます。


とりあえず、アップできた。よく頑張ったよ。 私。