2010/06/15

猫地蔵様 その後 (写真を追加しました)

お久しぶりです。随分、更新が滞ってしまいました(;^_^A
ワンコ、ニャンコ、カメ、魚の可愛い家族に元気をもらって復活ですo(^-^)o

猫地蔵様のおばあさんは、6月5日に1ヶ月におよぶ荷物運びを終え、
思い出がいっぱいつまった家もついに解体に入りました。(6/15撮影)

(解体後)




猫地蔵様が瓦礫にならず、安住の地が見つかってよかった(*^▽^*)


野良猫母さんが、おばあさんに託した子猫ちゃん達も
路頭に迷うことなく里親様が見つかってよかった(*^▽^*)


 


関わってくださった皆様、本当にありがとうございました☆彡

千葉の天寧寺に安置していただいた『身代わり猫地蔵様』は、石の台座、賽銭箱、花立て、香立てが設置され、こんなに立派に祀って頂いています。(天寧寺のことを書いた記事はこちらです)


『身代わり猫地蔵様』を受け入れて下さったのは世界の猫グッズ博物館の小林館長様ですが、千葉側の世話人をして下さっているclubeyさんには多大なるご尽力を頂き感謝に堪えませんm(_ _ )m

clubeyさんについては、いつかきちんとご紹介をと思っていたのですが、猫の民俗学に造詣が深く、どこからどのようにご紹介すればいいのかわからなくなってきて~(@_@)
ブログを書かれていますので、ぜひぜひこちらをどうぞ(*^ー^)ノ

 『猫の神様を求めて』~猫の伝説があれば何処までも...~
 http://nekonokamisama.blog3.fc2.com/

そのclubeyさんが『身代わり猫地蔵様』の由来を書いてくださり、その由来板も先日設置が済んだそうです。
(写真は、もうしばらくお待ちくださいませ。)




その元になっている由来書を、clubeyさんのブログ記事(こちらです)より引用させて頂くことにします。

「身代わり猫地蔵」由来之記

大阪は、都島のとある街角に、片手が折れてしまった猫地蔵様が鎮座していた。

*

昔は、ミナミの立派なお茶屋に置かれてな、芸妓粋客に囲まれて、毎日チントンシャンと小粋な花街の暮らしをしておった、それは美しい招き猫だったそうな。彩色も鮮やかにされてな、体中、あちこちが光り輝いていたそうな。黒塀造りに桟格子の連なるお茶屋の中庭に座ってな、どこのお座敷からも見えるように飾られてたんだと。祠もあって、お賽銭箱もあってな、芸妓とお客で、ちょっと履物引っ掛けて、庭で御参りなんて洒落込んだんだと。

それが、長引く戦争やらで、戦後 (昭和二十五年頃) お茶屋さんは暖簾を下ろさなならんことになってな、招き猫はおうちを出されることになってしもうたんだと。それを哀れに思った出入りの植木屋さんが、きっぷよく招き猫を貰い受けたものの、さてどうしたものか途方に暮れてしもうたとな。そこへ猫好きな優しい女性が現れて、愛おしげに引き取ってくれたそうな。女性は、自宅前の樹々の下に、その綺麗な招き猫を、それは大切にお祀りして、毎日手を合わせて暮らしたとな。

それから長い年月、招き猫は、大阪の移り変わりを静かに見守りながら、やがて風雨に曝され、美しかった彩色も落ち、手足に嵌められていた青貝の爪も、一本、二本と剥げ落ちていったそうな。両のつぶらな眼に入れられていたガラスの玉もいつやらなくなり、すっかり地肌だけの灰色の地蔵様のようになってしもうたとな。女性は、祠を建てて御守りしたいと、いつもいつも願っていたんだけどな、結局その願いを叶えることは出来ず、歳月ばかりが過ぎてしもうた。

その間、バイクやら車やらが、何度も何度もぶつかってきてな、招き猫は、とうとう福を招く大切な左手をも欠いてしまい、本当に猫地蔵様になってしもうた。それでも猫地蔵様がおらな、車やバイクはまともに家に当たって怪我人を出していたかもしれんて、おばあちゃんになった女性も、御家族も、それはそれは感謝しておると。招き猫は、おばあちゃんたちの身代わりになって、猫地蔵様になったんだな。

でもな、それから代も替わり、姑さんから後を頼まれた嫁さんもすっかりおばあちゃんになってしもうてな、それに地主さんに立ち退きを求められて、もはや猫地蔵様を御守り出来なくなってしもうた。時代と共に町も変わるもんだから、猫地蔵様の居場所もいつのまにか、また失われてしもうてたんだな。

*

縁あって、大阪市都島区 から、瑞雲山天寧寺へと遷座された猫地蔵様、安房の大地が終の住処とならんことを祈念してやまない。

瑞雲山・天寧寺
世界の猫グッズ博物館


おばあさんからお聞きしたことを、こんなに素敵な語り口の由来書にまとめて下さいました。
おばあさんは、この由来書を読まれて、「ほんとこの通りです。上手にまとめて頂いてなんてありがたい。」と喜ばれていました。
大阪から千葉へ移られても、猫神様を大切に敬うclubeyさんが書かれた由来書により、この先もずっと大坂ミナミのお茶屋さんの猫地蔵様の言い伝えが消えることなく残ることが嬉しいです。

『身代わり猫地蔵様』は大坂ミナミのお茶屋さんにありましたが、大坂キタの「北瓢亭」というお茶屋さんの錦絵があり、このような感じの中庭に祀られていたのでは、と想像しています。



猫地蔵様も、おばあさんの引越しが無事に済み、新たな家に落ち着かれたことに安堵されていると思います。

そうそう! 5匹の子猫ちゃんが見つかった時に、猫地蔵様の台座が設置されたとclubeyさんからメールを頂いて、「台座がついた分、パワーアップしてきっと守ってくださいますよね! 」と冗談のように書いたその矢先、すぐに優しい里親様が見つかって驚きました。


皆様にもパワーアップした『身代わり猫地蔵様』のご加護がありますように(。-人-。)


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