2009/10/04

大阪天満宮 秋思祭(しゅうしさい)

昨夜は、大阪天満宮の『秋思祭』に行ってきました^^

秋を思う祭りと書いて『秋思祭』。なんて素敵な響き♪

『秋思祭』は、大阪天満宮では、「仲秋の明月の日」の神事となっています。
今年は、旧暦八月十五日の「中秋の名月」の10月3日に執り行われました。
(毎年、日が変わります。)

十五夜のお月見の祭事?と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
仲秋の明月の下、『菅原道真公』の悲愴なる心事を追憶しましょうという、浄闇の中行われる静かな神事です。

延喜元年(901年)、菅原道真公は、藤原時平らの讒言(ざんげん、偽りの悪口)によって九州太宰府左遷の命を受け、都を離れました。その配所より遥か都の空に思いをはせ、追憶の詩「九月十日」を作られました。

この時の様子が、なんと天神祭の地車(だんじり)の彫り物の絵だったのです。(天神祭の時に書いた記事はこちらです。) 


菅原道真公が懐かしく香りを拝している御衣(おんぞ)。これは、太宰府に左遷になる前の年に、宮中の十三夜の月を賞する宴が開かれ、勅命に応えて「秋思」の詩を詠まれた時に、天皇から拝領したものです。

その時からわずか一年で、太宰府に左遷になりました・・・

遥か都の空に思いをはせ、恩賜の御衣を捧げて詠んだ追憶の詩「九月十日」には、自分の運命を悔いず天皇を恨まず、ひたすら謹慎を続けられた誠の心が拝察されます。
※太宰府天満宮のHPには、漢詩「九月十日」も載っています。秋思祭


仲秋の明月のもと、神童が神前に鈴虫を供え人長舞が庭燎に浮かび上がる平安の昔さながらの情景の中、菅原道真公のお気持ちを偲ぶ時を過ごしました。

前書きが長くなりました^^;
月見行事ではないことを書いておきたかったので。

『秋思祭』は18時から。明るいうちに撮っておきました。




暗くなるにつれ、人も多くなってきました。


虫かご献上のための鈴虫が入ったカゴです。リーンリーンと澄んだきれいな鳴き声が響いていました。


手水舎の灯り。



18時、表門が閉じられ(←びっくり!)
雲の合間から時々照らされる月明かり、篝火、わずかな灯りだけになります。

献詠、秋七草献上、虫かご献上 鈴虫、献華、献香、献茶、詩吟。
秋の七草もその場で生けるのですが、写真が全部真っ暗で写っていません・・・フラッシュをたく雰囲気ではないし、夜は、難しいです(T_T)
この後は、夜景モードで撮ってみました。




御神楽の儀を統率する人長。待機中の凛々しいお姿。






神楽笛、篳篥、和琴が順に奏でられます。(関西雅楽松風会)




雲間から時々見える月。


■御神楽 人長舞(みかぐら にんじょうまい)
動画でフラッシュがたかれた瞬間の画像キャプチャです・・・
写真はぶれぶれで全く撮れませんでした。


■宮廻り
松明を先頭に、参拝者も一緒に本殿を一周します。






終わりました。。。



■抹茶席随意拝服
梅香学院内で抹茶を拝服しました。お菓子は薫々堂のお月見団子です。無料で頂けることがわかっていたので、お賽銭は前もってたくさん入れておきました。(←こういうお賽銭はよくないのかな?)

関西の「月見団子」は写真にあるように、あんで帯状にくるんだ団子です。(こちらに説明があります) でも、丸い月見団子も作ったり、売られていたりします。

展示されていたので写真を撮りました。椅子でお茶を点てるこのようなのは、初めて見ました。





大阪天満宮。街中にある神社で、こういう神事が執り行われているなんて・・・
一般の者でも参列でき、本当にありがたいことです。



【追記】
■以前、露天神社 お初天神(祭神は少彦名大神と菅原道真)に行った写真の中にも菅原道真公が「九月十日」の詩を詠む人形が飾られていることに気づきました。
Picasaウェブアルバム 大阪 露天神社 お初天神 Tsuyunoten Shrine (Ohatsu Tenjin Shrine), Osaka



■sg20001155304さんがYouTubeにアップされていました。
大阪天満宮 秋思祭 2009.10.3

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