2009/09/15

芝川ビル 1 建物編

水都大阪2009ののイベントの一つに「水都アート回廊」というのがあり、大阪を象徴する歴史的な建物や公共空間にアート作品が設置されています。

アートにはあまり興味がなくても芝川ビルには興味があります!
芝川ビル公式サイトTOP


【芝川ビルのアート展示日時】4階部分に関してのみです。
会期中【8月22日(土)~10月12日(月・祝)】毎日、
平日:午後3時~午後8時、土日祝:午前10時~午後8時


「大阪クラシック」の時に、ちょこちょこっと数回にわたり寄り道して撮った写真で紹介します(^-^)/

大阪の「キタ(梅田)」と「ミナミ(難波)」を結ぶ御堂筋。


大きなビルが立ち並ぶ通りから、一筋内側に入ると、そこだけ時間が止まったようなレトロビルがあります。これが竣工1927年(昭和2年)の『芝川ビル』です。




なんだか怖くて、風変わりな彫刻が施されています。




夕刻ともなれば、夕日を浴び、異空間の建物と化します。




『1911年にアメリカの探検家によってマチュ・ピチュの遺跡が発見された後、アメリカでは“古代中南米風”の装飾が流行します。アメリカ旅行中にそういった装飾を目にしたのか、1927年に自家事業用の「ビルディング」建設にあたり、施主・芝川又四郎は“古代南米風”の装飾を採用。』(芝川ビル公式サイトより引用)

空襲で削れ、酸性雨の影響で劣化した“古代南米風”の彫刻。


HOPEゾーン事業」という、地域と行政が連携して修景整備などのまちなみづくりに取り組む事業があり、この正面入口上部の劣化の激しい石の装飾も修復工事が行われるそうです。私は、今のままのほうが、風格があっていいと思うのですが・・・ 綺麗に修復し過ぎると、レトロビルではなく、レトロ風ビルになってしまいそうで。。。 この状態を見ておきたい方は、今のうちです!

芝川ビルの詳細はこのようになっています。
竣工 1927年(昭和2年)
所在地 大阪府大阪市中央区伏見町3-3-3
設計 渋谷五郎、本間乙彦
施工 竹中工務店
構造 鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階
建築面積 349m²
国・登録有形文化財 第27-0382号 文化庁

芝川ビルの歴史については、こちらで。
芝川ビル公式サイト | 芝川ビルの歴史
自家用の使用だけでは余裕があったため、「芝蘭社家政学園」という花嫁学校としても使われ、現在の女子短大のはしりであったとも言われているそうです。
この芝川ビルは、公式サイトで予習をしてから行った方が、断然楽しめます!



さて、いよいよ建物の中に入ります。

建物の内部も、古代中南米、マヤ・インカ式の装飾がみられます。
入り口を入って、正面にある内扉。


天井のライト。


内扉の手前左側の郵便受。昔のままでしょうか?
暗いですが、床のチョコレート色のタイルも素敵です。


内扉の手前右側。


↑チョコレート屋さんの案内看板があります。
芝川ビルは、1階、地階は店舗になってるので、水都大阪2009の期間でなくても入れます。2階、3階は会社、事務所が入っているので、水都大阪2009の期間中でも一般の方はご遠慮くださいとのことです。4階は、今回水都大阪2009のアートが展示されているので、期間中は特別上がることができます。(平日:午後3時~午後8時、土日祝:午前10時~午後8時)

内扉を入ったところの照明。


お店は、「芝川ビル 2」で記事にしますので、とりあえず中に入りましょう。
1階ホールは、上から見ると、このようになっています。


水都大阪2009のアート展示は4階なので、階段を上ります。
階段の手すりの装飾です。


※手すりの下の部分の飾りはほとんど取れてしまっているのですが、地下への階段だけわずかに残っています。


4階の階段装飾。


丸い木の上の星型の模様がかわいい☆


これらの照明は古いものかどうかはわからないのですが、ビルの雰囲気に合っていますね。




ポルティコ(柱廊)から続く屋上テラス。丸いアーチが素敵です。


左手の部屋には、水都大阪2009のアートが展示されています。
アーティスト・河口龍夫氏の「水の北斗七星」


ポルティコ(柱廊)には、「横たわる杖」と「消えた川」。


屋上テラスには、参加型アート(?)「太陽の点」が展示されています。


アートもですが、建物自体も素敵です。

この4階部分は、増築・解体・撤去・再生という歴史があります。
『芝川ビル公式サイト 』に詳しい説明があります。ぜひ読んでみてください!
芝川ビルの改修工事 屋上編Ⅰ(増築部分解体、撤去)
芝川ビルの改修工事 屋上編Ⅱ(屋上テラスの再生)
芝川ビルの改修工事 屋上編Ⅲ(ポルティコの再生)

説明を読むと、この辺りもじっくり眺めたくなります^^






裏に廻って煙突がある方を見れば、こういう雨どい(?)も見れます。


階段にもどって・・・ 特に興味深いのは、「伝声管」。
芝川ビル公式サイト
どんな会話の通り道?

1階部分。 「聞こえますか~?」


2階部分。蓋がついているので 「・・・」


4階部分。「は~い、聞こえますよ~!」



禁断の事務所階ですが、ドアの上の換気口(?)だけ、パシャ!



ペンキも剥がれかけていますが、そこがまたいい感じです~^^

1927年(昭和2年)に設計されたビル。
当時では、目だった存在だったのでしょうね。


写真の羅列だけでしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?
次回は、1階、地階の一部の店舗紹介です。

これがまた、面白いんです♪ 

(芝川ビル 2の記事はこちらです)


より大きな地図で 芝川ビル を表示

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