2009/03/15

睡蓮(スイレン)と蓮(ハス)

いつも興味津々にブログを読んでくれるイタリアの羽美ちゃん。
日本に来る日が近づいてきたので、Flashでカウントダウンを作成しました。

さて、その時計の中央で、カエルが乗っているのは、
睡蓮(スイレン)でしょうか?
蓮(ハス)でしょうか?






正解は睡蓮(スイレン)です!

スイレンの葉には、深い切れ込みが入ります。

スイレン属のヒツジグサ(未草) 
花期は7~10月。水面に葉や花を浮かべます。

写真はWikipediaより




同じ水辺に咲く花ですが、蓮(ハス)はこちらです。



美しい蓮の写真は、憩い@Home 花の写真館より

花期は7~8月で白またはピンク色の花を咲かせます。
葉に切れ込みは入りません。
葉も花も茎が伸びて水面より高い位置にあります。

京都では、法金剛院、勧修寺、府立植物園、智積院、東寺、天龍寺の蓮が有名です。(参考 京都の観光タクシーのページ
きれいですよ~! ぜひ、見に行ってください!


仏教では、この蓮がよく登場します。外国の方は気がついてられましたか?

古代インドでは、泥から生え気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、このイメージは仏教にも継承されました。
仏教では釈尊が蓮華(れんげ)の上で瞑想する絵が描かれ、極楽浄土の象徴とされています。そのため、蓮華をかたどった台座に仏像を乗せたり、厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりします。また、主に寺院で仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる蓮華が置かれています。

どういうものかというと・・・

東大寺 大仏 常花(じょうか)
どこにあるかわかりますか?


東大寺 大仏 蓮華(れんげ)(←ハスの花)をかたどった台座


東大寺 大仏 蓮弁(れんべん)の原寸模型 大きな花びらですね!


太融寺 ぼけ封じ観音 
手に持たれた蓮(つぼみと葉)、蓮華(れんげ)をかたどった台座


四天王寺 弘法大師修行像 常花(じょうか)



このように蓮(ハス)は、お寺でよく見られます。

また、仏に供養するために華(花)を散布する散華(さんげ)。この時の花も蓮(ハス)です。法要に散華を行うのは、華の芳香によって悪い鬼神などを退却させ、道場を清めて仏を迎えるためとされます。元来、蓮などの生花が使われていましたが、現在は蓮の形を模った色紙で代用することが多くなっています。

四天王寺 経供養での散華 2008/10/22
この時は雨で、太子殿前殿で行われました。
video

散華の後で舞われた舞楽(クリックで大きく表示されます)


これがその時の散華の色紙です。


散華を箪笥にいれておくと、一生着るものに困らない、着物が増えると言われているそうです。また、本のしおりにしたりもします。


これは、記念散華として頂いたものです。
四天王寺聖徳太子奥殿落慶記念 昭和54年(1979) 30年前です!



お土産として、東大寺、薬師寺、四天王寺などお寺でも販売されています。
こういうニュースもありました。↓
世界遺産登録へ 『散華』で鎌倉PR 地元の推進協が販売(2009年3月2日のニュース)

外国から来られた方には、神社のおみくじが人気のようですが、散華もお土産にいかがですか?

散華について詳しく説明されたサイトもあります。
散華美術館 SANGE MUSEUM


私は、仏教の学校に通っていたので、「授戒灌頂」(じゅかいかんじょう)を受けています。(授戒とは、仏弟子になることを誓い、心身のあやまちを防ぐための戒律を授かる儀式で、灌頂とは、授戒を受けた者が、頭に仏の法水を頂くことによって仏になるという密教の儀式)

その儀式の中で、諸仏・菩薩が描かれた大曼荼羅(だいまんだら)の上に樒(シキミ)の葉を投華して、落ちた所の仏様・菩薩様とご縁を結びます。
私は、大日如来(だいにちにょらい)とご縁がありました^^ 
これはその時に頂いた散華です。


睡蓮(スイレン)と蓮(ハス)の違いを簡単に書くつもりだったのが随分長くなってしまいました(^_^;)


0 件のコメント:

コメントを投稿